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上場企業を目指すための会計管理の損益とは

損益とは、収益と損失を合わせた最終的な収支のことをいい、上場企業を目指す会社の会計管理で最も重要な要旨を含んでいます。損益勘定の基本的な会計管理の考え方から解説していきます。

損益の考え方

会社の期末決算になると帳簿の締め切りがおこなわれ、収益・費用グループの勘定科目の帳簿残高を損益勘定に振り替える作業がおこなわれます。収益・費用は次期へ引き継ぐことができないため、損益勘定へ振り替え残高をゼロにするのです。

損益という言葉を聞いてもピンとこない人が多いはずです。なぜなら損益は、単なる移し変えの箱のようなもので実際には存在していないものだからです。

残高をゼロにするため、収支や費用で残った額を、損益という箱に一旦移し変えて整理するというイメージで捉えるとわかりやすいかもしれません。

損益の重要性と損益の規模が与える影響

上場を考える会社にとって、こうした損益管理会計の形式を正しくおこなうことは大変に重要です。公認会計士の監査では、数字を合わせるような実用面だけでなく、正しい会計処理ができているかどうかの形式面も精度の高さとして判断されるからです。

帳簿の締め切りで損益勘定の振り替えが済むと、今度は損益勘定をゼロにして繰越利益剰余金勘定に振り替えます。繰越利益剰余金は会社の資本として計上されますので、損益の規模が与える影響はとても大きいものになります。

会計処理の各内訳が損益と純資産へ与える影響

損益は損失と利益が合わさったものと先に述べましたが、簡単な式で表わすと「利益-損失=損益」ということになります。仕入れや売上げ、得意先など日常的にキャッシュフロー、キャッシュアウトがおこなわれている企業の会計上の損益は、常に流動しています。

一方、純資産は株主からの払込資本や過去から蓄積してきた稼得資本の合計額を原点としているため、日々、会計処理でおこなわれているキャッシュフローによる影響はさほどないものと判断してよいでしょう。

まとめ

上場できるようになるには、資本金の額を大きくすることです。それには払込みをしてくれる株主の獲得に労を費やすこと。損益にこだわりすぎないことが、上場する企業になるためのポイントとなります。


参照元:IPOを目指す企業の会計とは? 上場準備のための基礎知識 をご紹介検索
https://www.clouderp.jp/blog/ipo-accounting.html