債権管理ナビ/債権管理の流れ~債権管理物語~

債権管理の流れ~債権管理物語~

債権管理のシステムを導入はwin-win-winなのか

ここでは、債権管理の流れと債権管理システムの導入をめぐる物語を紹介してきます。とある中小企業務める3人の立場から、債権管理を効率化させるための、システムを導入するにはどうするべきかを考えていくページです。

債権管理物語・序章

これはとある会社の経理担当とその上司、そして社長それぞれが抱える債権管理をめぐる話である。

経理担当の江久世は、業務名の通り日々を経理に追われていた。江久世は来る日も来る日も経理の仕事を続けたのである。

そして気付いたのだ。「債権管理がこんなに大変だったなんて!」と。江久世の業務スキルは決して周りに劣るものではない。それよりもベテランに近い業務スキルで、周りからも慕われるほどだ。だがそんな江久世でも、債権管理の壁だけは乗り越えられずにいた。気が付けば残業が続き、上司の菅野にくどくど言われる日々も続いていたのである。

そんな経理担当の江久世の上司、菅野は経理担当の残業の多さとミスの多さに頭を悩ませていた。残業が多いうえに、最近はミスも目立ち始めているのだ。そのほとんどが数字の見間違いである。

「ちゃんと仕事をしているのか?」とミスをするたびに聞くが、江久世は決まって「エクセルでの業務が非効率だからです」というばかり。自分のせいではなく、エクセルを使っていることがいけないという。だから効率が良くなるシステムを用意してほしいということらしいが、菅野は「やる気が足りないのではないか?」と疑っているのであった。

このやり取りを影ながら見守っていたのが社長の権田である。権田は会社の上場を狙っているが、経理の不透明さとその理由を知っていた。しかしつい最近、菅野にコストダウンを命じたばかり。債権管理がうまくいっていないことでギクシャクし始めた会社は、どのように救われるのだろうか?

登場人物

経理担当:江久世 ルカ

私の名前は江久世(えくせ)と言います。この会社の経理を任されて6年目になる、もうそろそろベテランと呼ばれても良い年頃。かっこよく言えばオフィスワーカーというところでしょうか。入社してから一度も部署を異動になったことがなく、常に経理、経理、経理の日々を送っていました。

でも私、もうそろそろ限界を迎えそうです…。あまりにも面倒すぎる債権管理に心が折れそうになっています。

業務を行っているのは主にパソコンの前。目に映るのはずっと緑のバーに決まった配置で並ぶ格子状のアイツ。そう、エクセル。私は毎日エクセルと向かい合って日々の業務を戦っているのです。

ほかにも経理の仕事はいくつあれども、債権管理だけは本当に面倒くさい!

まず、目視でデータを確認しなければならないし、一つでもミスをすると部長のカミナリが飛んできます。とくに入金消し込みと売掛金消込がほんとうに面倒です。これもミスをすると部長が怖いったらありゃしません。

そのあとの月末や締め日などは大忙し。それもすべて手作業で行うものだから、集中力が途切れてくると当然ミスも起きやすくなります。こんなに大変な仕事をしていたら残業だってあたりまえじゃないですか!

そのことを部長に話しても、部長は知らん顔するばかり。しかも「ガッツが足りてないんじゃないのか」なんていう始末!私だってこんなに頑張っているのに、楽をしたいだなんて思っていませんから!

システムでもなんでもいいから、代わりに債権管理をしてくれるところがないかなあ…。

上司:菅野 太郎

俺の名前は菅野(かんの)だ。会社で経理部の部長を任されている。しかし最近、業務の効率がなかなか上がらなくて困っているんだよなあ。

まず経理担当者の残業が多い。ほとんど毎日残業して、何をしているのかまったくわからん状態だ。しかもミスも多いときたもんだ。残業してまで一体何をやっているんだ江久世は!

たしか江久世は「残業とミスが減らないのはエクセルを使った業務が非効率だから」とか言っていたな。そんなことを言われても俺にはガッツがたりないだけにしか見えん。ただ自分の持っている仕事を楽にしたい言い訳にしか聞こえないぞ。もっと向上心を持って取り組んでほしいものだ。

とはいえ、ずっと少人数で対応してもらっていることもあるし、もっと経理部の人員を増やせないかと思っているんだが…社長からは「コストダウンしなさい」と言われている以上、採用もできないんだよなあ…。

人員が増えれば一人ひとりの仕事が楽になるかもしれないが、増やしてはいけないとなると結局どうしようもない状態だ。

江久世が言うように、業務のシステム化を目指すべきか…。いや、やはり部下にはもっとガッツを持って取り組んでもらわなければ!

社長:権田 理

私は権田(ごんだ)だ。つい2年前、この会社の社長に就任した。中小企業ながら、少しずつ売り上げを伸ばしているところだ。

最近では成績がだんだん右肩上がりになってきているから、将来は上場も夢ではないと思っている。

しかし、上場までの道のりはまだまだ険しく遠い。それを阻んでいるのが不透明な経理処理だ。

毎月発生する経理上のミスや売上債権などの回収がどう推移しているのかが把握できていない状態なため、事業計画も立てられない状態だ。

これから上場していくつもりなら、きちんとした会計を行うべきだと思う。しかし、部長の菅野君に聞いた話だと、経理担当者はエクセルを使って手作業で業務を行っていると聞いた。それではミスが起こってもしょうがない。

だがどうしたら良いのか妙案が浮かばない状態でもある。菅野君はミスを減らすために人員を増やしたいと考えているようだが、コストダウンのために増やせないと話したばかりだ。でもこのままだと成績を落としかねない。

そういえば、エクセルを使わずに済むシステムがあると聞いたが、その方法は会社のためになるのだろうか…?