債権管理ナビ/上場するための会計管理どうしよう?/上場企業になるために知っておきたい会計管理の純資産

上場企業になるために知っておきたい会計管理の純資産

上場企業審査の企業価値評価方法はいくつかありますが、今回は最も一般化していてわかりやすく、会計管理がしやすい純資産方式についてフォーカスしてみました。

純資産の考え方

純資産というのは、株主からの払込資本と、会社が過去の事業活動によって得た利益から負債額を差し引いた自己資本のことをいいます。

今現在は、会社で留保している自己資本で企業価値を判断する方式を採用しているため、将来確保する予定である株主からの払込資本や事業活動を通じて得られる稼得資本は考えないというのが純資産の考え方です。

純資産の重要性と純資産の規模が与える影響

純資産は、先で述べたとおり株主からの払込資本や過去から蓄積してきた稼得資本の合計額であり、返済する必要のない自己資本です。監査では純資産額が高ければ高いほど、安定した会社で、逆にマイナスであれば倒産する可能性のある会社と判断されます。

求められる会計処理の実態計上プロセスの簡便化

純資産が多ければ多いほど安定していると評価されるのであれば、これまでおこなってきた社内のキャッシュフローも上場を目指し、変化させなければいけません。

損益に比重を置いてきた会計管理の仕方を、純資産への影響を少なくした方法へとシフトチェンジすることが求められます。

また、これまで曖昧にされてきた社内の経理処理のルールをはっきり明瞭化させ、システム導入によりプロセスを簡便化することも必要となってくるでしょう。

会計処理対象の内訳

会社の財務状態を把握するための財務諸表のひとつ、貸借対照表には純資産が記されています。純資産は、大元である株主資本と株主資本以外の資産で成り立っています。株主資本の内訳は、「資本金」「資本剰余金」「利益剰余金」の3つに分類されます。

純資産の精度や将来見通し

上場を目指した会計管理でまずおこなうべきことは、年次予算編成の精度向上です。資本金、資本剰余金、利益剰余金の株式資本やそれ以外の包括利益累計額、これらは企業価値を左右する純資産となります。

損益を優先するのではなく、将来の見通しを裏付けた決算書が必要になってくることでしょう。

まとめ

純資産方式は、貸借対照表をみれば一般の私たちでもおおむね理解できる判断材料です。会計管理の精度向上に努めるのが難しくても、純資産の数字を大きくするためにはどうすればよいのか一度考えてみましょう。きっと改善すべき点が見つかるはずです。


参照元:IPOを目指す企業の会計とは? 上場準備のための基礎知識 をご紹介検索
https://www.clouderp.jp/blog/ipo-accounting.html

参照元:企業価値評価:企業価値の評価方法 1 ~コストアプローチ
https://www.tabisland.ne.jp/tdb/kachi/kachi_001.htm

参照元:上場審査基準 | 日本取引所グループ
https://www.jpx.co.jp/equities/listing/criteria/listing/index.html